あなたは自分の発音をどうやってチェックしていますか?
自分の英語を録音して聞くというのは、語学を習得するうえで‐‐とくに話せるようになりたい人にとっては‐‐もっとも効果的な学習法のひとつだと感じます。にもかかわらず、生徒さんにきいてみると、やっていない人が意外と多いのです。
「録音をするのが面倒くさい」「録音された自分の声を聞くのは抵抗がある」という方もいると思いますが、自分の英語が相手にどう聞こえているか、ときどき客観的にチェックしてみましょう。
「出しているつもり」と「出ている」音のギャップ
実際に録音された自分の声を聞いてみると、耳のいい人ほど、自分が「出しているつもりの音」と「実際に出ている音」のギャップに気づくはずです。このギャップを自覚できると、発音がより効率よく上達します。
一方、ギャップに気づかないまま練習を続けると、理想の発音に近づくどころか、違った音が定着してしまうことになりかねません。身についてしまった発音を矯正するのは、なかなか大変です。
発音の基礎がなく、「何か違う」と感じることはできても、具体的にどう直せばよいか分からない方もいるかもしれませんね。その場合は、学校の先生や専門家にアドバイスをお願いしてみましょう。
シャドーイングを録音してみよう
普通に録音して聞くだけでもじゅうぶんですが、おすすめはシャドーイング(文字を見ずに音源だけ聞きながら真似する)を録音することです。
比較できるお手本があったほうが、自分の課題が発見しやすいことに加え、話す内容を考えなくてよいので、音(発音・発声)に集中できます。
また、自分のペースで言う場合と比べ、言いにくい語句があってもスピードを落とせないので、結果的に、自分の英語の発音以外の弱点にも気づけます。(経験からいくと、うまく言えないのはたいてい、自分にとって充分になじみがない(使いこなせるレベルに達していない)語句や文法を含む部分です。)
わたしのやり方
参考までに、わたしのやり方を紹介します。
用意するもの:
- 英語の音源
- 音源を再生できるプレーヤー
- 自分の声を録音するレコーダー
- イヤホン
音源をイヤフォンで聞きながらシャドーイングして、自分の声を録音します。こうすると、自分の声だけを録音できるので、再生したときにチェックしやすいです。
おわりに
自分の声を録音して聞くするというのは、最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、やってみるだけの価値が絶対にあります!
また、発音の基礎を学ぶと、どの音をどう直せばよいかがよりはっきりと分かるようになるので、超おすすめです。
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