英検準1級二次試験 とりあえずこれだけ!

テスト対策

英検の合格発表から二次試験までの数週間。うまく使って、晴れ晴れとした気持ちで面接に臨みたいですね。気持ちばかり焦って準備ができず、重い気持ちで当日を迎えることは避けたいもの。今回は、限られた時間にできる英検準1級の面接対策をまとめました。

準備

1)英検協会の「バーチャル二次試験」を見る
面接の流れがよく分かります。ただ、ここの受験者の解答を聞いて「こんなふうには絶対答えられない!」と焦らないように。あくまで「満点の模範」です!

2)テキストは「14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題」がおすすめ。
・問題が14回分まとまっていて練習しやすい
・解答例が複数のっているので、合格解答のポイントを把握しやすい

合格点の目安

1)配点と合格点
①配点
・ナレーション→15点
・Q1 →5点
・Q2 →5点
・Q3 →5点
・Q4 →5点
・アティチュード→3点
 38点満点

②合格点
ネットや書籍によると合格点は22点ですから、たとえば
・ナレーション→9点
・Q1 →3点
・Q2 →3点
・Q3 →3点
・Q4 →3点
・アティチュード→1点

で合格です!(「はじめての英検準1級総合対策 (アスク出版)」を参考にしました)

解答のコツ

では各問題で合格点をとる方法を見ていきましょう。とにかく避けたいのは、不自然な「沈黙」です。これはすべての問題に共通ですので、心にとめておいてください!

1)ナレーション
15点と配点が一番大きいところです。9点が目標です。ポイントは、
・吹き出しのセリフを直接話法で言うか、間接話法で言うか決めておく。迷わない。
・準備時間に、設定 (This is a story about ..の部分)を必ず読む 使える単語が含まれています。
・指定の出だしを使う
・過去形を使う 意外と現在形が混ざってしまうことがあるので、練習のときに録音して確認してみましょう
・1枚のイラストにつき2文を目安にする

沈黙を避けるために・・
①イラストに登場する人物全員について1文言うと決めておきます。
②1分の準備時間に各人物について主語と動詞だけ考えておきます。
➂実際に描写するときに、時間・場所・吹き出しのセリフを追加します。

いざというとき、何か言うことを思いつける方法をもっていると安心できますね!

制限時間より早く言い終わってしまったら・・
落ち着いて”I’m finished.”と言いましょう。

練習のとき、どれぐらいのスピードで、何文ぐらい話せば2分に収まるか体感しておきましょう。2分は余裕をもって設定されている長さなので、ゆっくりめに話してもたいていは収まります。

2)Q1
登場人物の一人が指定され「あなただったら何を考えていると思いますか」ときかれます。ポイントは、
・I would be thinking .. で始める
・直接話法でも間接話法でもいいが混ざらないようにする。直接話法がおすすめ
・2~3文(主語・動詞のセットが2~3つ)

沈黙を避けるために・・
①いまどう感じているかをとりあえず言う。
②なぜそう感じているかを言う。
➂これから~しよう、と未来に向けてしようと思うことを言う。

3)Q2~Q4
問題カードに関連した質問がされます。
基本的な考え方は1次試験のライティングと同じ、つまり「主張→サポート」です。目標は3文!

沈黙を避けるために・・
①Yes./No.は絶対に言う。(これだけで2点もらえるらしいです)
②そのあとに1文、間違ってもいいからとにかく何か言ってみる。(これで3点)

質問が聞き取れなかったときは?
質問を繰り返してもらいましょう。1回なら聞き返しても大丈夫ですよ。”Could you say that again?”など言いやすい表現をパッと言えるように練習しておきましょう。(たまに”One more please.”という人がいますが、正しくは”Once more please.”または”One more time, please.”です。ご注意ください!)

「準1級の2次対策に何をやっていいか分からない」と焦っている方は、とにかく、まず「バーチャル二次試験」を見て、同じ問題に挑戦してみましょう!次の1歩が見えてきます!

 

アティチュードとは

「14日でできる! 英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題(旺文社)」(p20)には具体的な評価の対象として、①積極性 ②明瞭な音声 ➂自然な反応、とあります。「コミュニケーションがとりやすい人ってどういう人かな」と考えてみましょう。なんとか伝えようと努力を続ける人、聞き取りやすい声やスピードで話す人、相手に不快感を与えず話を運べる人、などですよね。

とはいえ、緊張で、言葉につまってしまったり、普段より声が小さくなったり、早口になってしまうのは普通です。少しでも普段どおりに話せるよう、できるだけ練習をして臨みましょう。スピーキング力を伸ばす絶好の機会です!

そして、たとえ期待どおりのパフォーマンスができないときでも、いじけて殻にこもってしまうようなことはせず、少しでも円滑なコミュニケーションをとろうと努力しましょう。そういう心がまえがアティチュードの評価につながると思います。

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