社会人になってから、
「英語をやり直したい」
「簡単な英会話ができるようになりたい」
そんなことを思ったとき、迷うのが
「文法ってやり直したほうがいいの?」
という問題です。
学生のころ、何年もかけて学んだ文法を、
また最初からやり直すと考えると、気が遠くなってしまいますよね。
でも安心してください。
簡単な英会話が目的なら、
とりあえず、“ポイントの復習”で十分です。
この記事では、
- 英会話に文法は必要なのか
- 社会人はどのレベルまで復習すればよいのか
- 忙しくてもできる効率的な復習方法
について解説します。
英語のやり直しに、文法は必要?
英会話に文法は必要?
「会話がしたいだけなら、文法は必要ないのでは?」
そう思う方もいるかもしれません。
しかし結論から言うと、基本的な文法を知っていた方が学習効率はぐっと上がります。
なぜなら、文を1つずつ丸暗記するよりも、
ルールを理解して単語を並べる方が、
覚えやすく、応用がききやすいからです。
英語は語順が重要
英語は、日本語よりも語順に厳しい言語です。
日本語では
・私は彼を知っています
・彼を私は知っています
のように、語順が多少変わっても意味は通じます。
しかし英語では、語順が変わると意味が変わってしまいます。
英語ネイティブは、
「次はこのパーツが来るだろう」と予想しながら英語を聞いているので
私たちも、そのルールに沿って話す必要があります。
逆に言えば、
ルール通りに単語を並べれば、とりあえず伝わる
とも言えます。
ですから、そのルール(=文法)を学ぶことは大切です。
「文法が苦手」は思い込みかも
「文法はすっかり忘れてしまった」という方も多いと思います。
でも実際には、
すべて忘れているわけではなく、一部を忘れているだけ
というケースがほとんどです。
感覚的に言うと、
本当にゼロからやり直しが必要な方は、1割未満です。
また、文法に苦手意識がある方の多くは、
「たまたま最初に出会った英語の先生との相性が悪かった」
といった、能力とはあまり関係のないことが原因だったりします。
さらに社会人の方には、
自己管理、時間管理、学習習慣
といったスキルが、学生時代よりも身についています。
昔の苦手意識はいったん横に置いて、気軽にやり直してみてください。
社会人はどのレベルの文法まで復習すればいい?
結論から言うと、
まずは中学レベルの文法で十分です。
中学英語には、英会話の基本となるルールがほぼ含まれています。
中学では、例えば次のような内容を学びます。
- be動詞と一般動詞
- 疑問文・否定文
- 時制(現在・過去など)
- 助動詞
- 不定詞・動名詞
- 比較
- 受動態
- 関係代名詞
- 分詞
このリストを見て、
「やった覚えがある」「半分ぐらいは思い出せそう」
というレベルであれば、短期間の復習で基礎は十分カバーできます。
文法復習はこの3ステップで十分
社会人が文法を復習するなら、
学生時代に使ったような分厚い参考書を、最初からやり直す必要はありません。
次の3ステップで始めてみてください。
Step1 チェック問題を解いてみる
まずは、文法項目ごとに確認問題を解いてみましょう。
ここで大切なのは、
正解できなくても気にしないこと。
「分かるところ」と「分からないところ」を分類できればいいや!
ぐらいの気持ちでサクサク進めましょう。
Step2 間違えた文法だけ復習する
次に、間違えた問題に関係する文法を確認します。
すべてを完璧に理解できなくても大丈夫です。
「そうだったな」と思い出す程度でもOKです。
Step3 自分が使う文を作る
ここが意外と大切なポイントです。
文法を復習すると、つい学生時代のように
「テストのための勉強」になりがちです。
しかし復習の目的は、実際に使うこと!
そこで、学んだ文法を使って
自分が実際に使いそうな文を作ってみましょう。
例えば、文法書に
I’m a student.
という例文があれば、
・I’m an office worker.
・I’m an engineer.
など、自分の状況に合わせて変えてみます。
いい文が思いつかない場合は、AIに
「be動詞を使って、自己紹介で使えそうな英文を5つ作ってください」
のようにお願いしてみてもいいですね。
作った文は、
使う場面を思い浮かべながら、
声に出して言ってみてください。
たとえば、旅先で出会った人に、職業をきかれている自分をイメージしながら
“I’m an office worker.”
と言ってみます。
この3ステップを単元ごとに繰り返し、
とにかく最後まで1周します。
2周目は、
1周目に間違えた問題だけやり直します。
さらに、必要があれば、もう1周してください。
今日できる小さな一歩
もし「やってみようかな」と思ったら、まずは次の3つをやってみてください。
- 中学英語レベルの文法書を1冊用意する
- 最初の単元のチェック問題を解く
- 間違えた文法を1つ復習する
まずはここまでで十分です。
さらに、復習した文法を使って、1つだけオリジナル文を作れれば完璧!
小さく、すぐに、始めることが、長続きのコツです。
まとめ
社会人が英語をやり直すとき、文法の復習はとても役立ちます。
ただし学生時代のように、
すべてを覚えよう、全問正解しよう、と気負う必要はありません。
大切なのは、常に使うことを意識して
「この文法を使ったら何が言えるかな」と考えること。
使う状況をイメージして、実際に言ってみること。
中学英語をざっと復習するだけでも、英語を話すときのハードルはぐっと下がります。
ぜひ今日から、少しずつ始めてみてください。

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